更新日:2024年7月26日
乳がん
治療方針
当院は日本乳癌学会認定施設であり、複数の乳腺専門医と乳がん看護認定看護師が患者さんとじっくりお話のできるチーム医療体制を築いて、診療を行っています。
治療

乳がんは、マンモグラフィ・超音波検査による早期発見(図1【乳がん手術症例の発見動機】グラフを参照)が大切です。
検診啓蒙活動を通じて、最近は4人に1人の患者さんが検診によって早期発見されるようになっています。早期に発見、治療された患者さんは治癒率が良くなります。
当院でのマンモグラフィの読影は、放射線科と乳腺・内分泌外科の読影認定医によるトリプルチェックを行い、精度管理に努めています。
乳がん手術
例年6割程度が乳房温存手術を行っています。
(2022年は57%〔出典:2022年診療業務報告書〕)
腋窩リンパ節に関しては、適応を決めてセンチネルリンパ節生検(がん細胞が最初に流れ着くリンパ節を手術中に見つけ出し、そこにがん細胞がなければ、従来のような腋の下のリンパ節を一塊に取り除くことを省略できる方法)を積極的に行っています。
化学療法
エビデンス(科学的根拠)およびガイドライン(治療指針)に沿った抗がん剤で治療を行っています。治療によっては初回のみ入院が必要なことがありますが、ほとんどは外来化学療法室を利用して、なるべく通院で受けていただきます。腫瘍の大きさや乳がんのタイプによっては、術前化学療法(しこりを小さくして、温存術が可能になる場合があります)も積極的に行っています。
乳房再建
形成外科医師と連携して行っています。
放射線治療
専門医が担当します。
乳がんの情報については、日本乳癌学会のホームページもご参照ください。
院内がん登録データ
乳房(2022年1月~12月)
登録数と男女割合
年齢
詳細部位別登録数
UICC TNM 治療前ステージ別登録<症例区分20~31(自施設責任症例)、病期分類対象のみ>
UICC TNM 術後病理学的ステージ別登録<症例区分20~31(自施設責任症例)、病期分類対象のみ>
UICC TNM 総合ステージ別登録<症例区分20~31(自施設責任症例)、病期分類対象のみ>
UICC TNM 総合ステージ別 治療の件数<症例区分20~31(自施設責任症例)、病期分類対象のみ、自施設で実施した初回治療のみ>
※件数は延べ件数。外科的治療と化学療法を組み合わせて行った場合には、どちらの項目でもカウントされる。




