更新日:2023年6月8日
専門・認定看護師
専門看護師
専門看護師とは、日本看護協会専門看護師認定審査に合格し、ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することが認められた看護師のことです。
認定看護師
認定看護師とは、日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、ある特定の認定看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師のことです。
当院には、以下の専門看護師、認定看護師がそれぞれの分野において活動を行っています。
がん看護専門看護師

相談員として、緩和ケアチーム、がん相談支援センターでがん患者さんやご家族、一般の方の相談支援をさせていただいています。相談者の方と共に考え、何らかの一歩を踏み出せるような支援を心がけています。
がん化学療法看護認定看護師
私たちは外来化学療法室と血液内科病棟で勤務しています。入退院を繰り返されている患者さんが生活のなかで安心して治療が受けられるように、がん化学療法薬の安全な取り扱いと適切な投与管理をしています。
多職種によるチームで協力しながら、患者さんとご家族がご自身の力を発揮できるようなセルフケア支援や意思決定支援を行っています。治療期その時々の気持ちに寄り添い、温かく思いやりのある看護を心がけています。


緩和ケア認定看護師

患者さんやご家族の、病気や治療に伴うこころやからだのつらさが少しでも軽くなるように、お手伝いさせていただいています。そして患者さんの意思を尊重し、その人らしく過ごしていけるようにサポートしていきたいと思っています。
乳がん看護認定看護師

乳がん患者さんの心理的サポート、意思決定支援、ボディイメージの受容に対するサポート、治療に伴うセルフケア支援、リンパ浮腫の予防などを行っています。多職種と連携しながら、患者さんがその人らしく生活を送れるようサポートしていきます。
感染管理認定看護師
感染管理は、看護部門にとどまらず病院内を組織横断的に活動しています。主な活動は、医療従事者に対して、患者さんに安全な医療を提供するための感染対策について指導を行っています。また、患者さんだけでなく、病院で働く全ての職員が病原体に感染しないよう、そして職員を介して患者さんやご家族の方々へ感染症が広がらないような対策を実施しています。



皮膚・排泄ケア認定看護師
私たちは、医師や看護師から創傷・人工肛門・失禁ケアの相談を受けて病院内を横断的に活動しています。患者さんやご家族の方に専門的な知識や技術を用いて質の高い看護ケアを提供し、自宅や施設で褥瘡やストーマの管理ができるよう地域との連携をとっています。
また、職員に対して創傷・ストーマ・失禁に関するケアのレベルアップのために研修会を開催し、認定看護師が不在の時でも質の高いケアが提供できるようにしています。




救急看護認定看護師
私たち3名は、急性期病院として、病態に応じた迅速な救命技術を提供するための教育を行っています。
また、災害拠点病院として災害時における急性期の医療ニーズに対するケア、ドクターカー・ドクターヘリによる、現場救急でのプレホスピタルケアができる看護師の育成を目指し活動しています。



集中ケア認定看護師
急性期の患者さんに対して退院後の生活を考え、早期からリハビリの実施を行っています。呼吸や循環状態が不安定な患者さんへは、重症化せずケアによる負担が最小限となるよう看護ケアを考え実施しています。また、看護師にフィジカルアセスメント研修を行い、看護の質の向上を目指しています。



クリティカルケア認定看護師

手術後や重症感染症など、クリティカルな状態にある患者さんに対して、合併症の予防やQOL(生活の質)・ADL(日常生活動作)の維持・向上が図れるように活動を行っています。具体的には、医師など多職種と協働しながら、早期リハビリや栄養サポート、睡眠など療養環境を整える活動を行っています。
また、急性期病院で働くスタッフが、確実なスキルを身につけられるように、フィジカルアセスメントの研修や日々の実践の場において指導・教育を行い、看護の質の向上を目指しています。
手術看護認定看護師
この病院で手術を受けて良かったと思ってもらえるように、各職種や他部門との連携を密に行い、手術を受ける患者さんの精神的、身体的な安全・安楽が得られるように、手術中の皮膚損傷や神経障害、深部静脈血栓症、アレルギーなどの合併症予防や手術部位感染防止の啓蒙活動を行っています。


新生児集中ケア認定看護師
私たちは、NICUに入院する新生児の状態変化を予測しながら、重症化予防の看護実践を行っています。
また、急性期から退院を見据え、ご家族と一緒に、新生児の身体的ケアや発達を促すケアの実践を行っています。
新生児に関わるスタッフには、OJTを中心とした指導や相談活動を行い、新生児看護の質の向上を目指しています。




小児救急看護認定看護師
こどもの急変時対応・成長発達に応じたケア・事故予防・虐待対応・育児支援について活動しています。救急医療の中でのこどもの権利を大切にし、こどもの成長発達に応じた適切なケアをチームで提供することを目指しています。


摂食嚥下障害看護認定看護師
患者さんが安全に「口から食べる」事ができるように、急性期から摂食嚥下の評価を行い、多職種と連携し、口腔ケアやリハビリテーションなどを行って機能維持・機能低下予防に努めています。一人でも多くの患者さんの早期回復を目指し「口から食べる」機会を提供できるよう、日々実践を行っています。



認知症看護認定看護師
多職種からなるチームで組織横断的に活動し、認知症高齢者の認知機能のアセスメントや看護実践を支援しています。そして、認知症高齢者が住み慣れた地域でその人らしく療養生活を送ることができるように、地域医療や介護体制への連携を支援しています。
また、緊急入院や転棟など環境の変化と身体的負荷が重なることで「せん妄」を発症するケースが多くあるため、予防介入から関われるように教育、指導と直接ケアをしています


糖尿病看護認定看護師

糖尿病治療は日常生活と密接に関係しています。個々の糖尿病患者さんに応じた血糖パターンマネジメントや予防的フットケアを実践するとともに、患者さん自身のセルフケアする力を高められるように支援しています。
病棟には多くの糖尿病患者さんが様々な目的で入院されています。組織横断的に活動し患者さんの思いに寄り添い、必要な療養行動がとれるよう支援し、病棟スタッフの相談にも対応しながら糖尿病看護の質の向上を目指しています。
慢性心不全看護認定看護師

心不全は発症前の危険因子を有する時期を経て、心不全発症・慢性期・終末期と病期が長く多彩であり連続性があることが特徴です。あらゆる病期にある患者さんに対し、心不全発症・増悪因子を評価しつつ、疾患を持ちながらもその人らしい生活が送れるように、療養生活行動の支援や意思決定支援を行っています。
また患者さんのQOL維持・向上を目指し、多職種で連携し支援しています。
新人看護師の基礎研修風景
救急看護認定看護師、集中ケア認定看護師、小児救急看護認定看護師






災害研修・急変時対応研修

