更新日:2021年3月25日

母乳育児の母体と児の糖尿病予防効果について

妊娠糖尿病(GDM)と診断された方は、専門医による治療が必要です。治療によって出産時の肩甲難産などによる児の障害や死亡を防ぐ効果があります。糖尿病専門外来のある総合病院による十分な管理が必要です。

また、母乳育児は母体にも児にも素晴らしい効果があります。妊娠糖尿病では、将来の母体の2型糖尿病の発症予防効果が証明されています。妊娠糖尿病の児は、肥満、糖尿病の発症率が高くなりますが、母乳育児は、その予防効果もあります。このため、我が国だけでなく、米国産科婦人科学会なども母乳育児を推奨しています。母乳育児は日本人に多い糖尿病予防についても母子ともに有効であり、すばらしい効果を発揮します。

母乳は、赤ちゃんにとって宝物です。母乳育児は赤ちゃんとお母さんにとって大事な絆を作る大切なステップです。これからも母乳育児支援を進めていきます。

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