更新日:2022年7月28日
呼吸器外科
診療科の紹介・特色
- 主任部長
古川 克郎
(ふるかわ かつろう)
当院の呼吸器外科は1990年に開設されました。近年手術数は増加傾向にあり、2019年1月~12月の肺悪性腫瘍手術件数は168件、原発性肺癌根治手術数は148件で、増加を続けています。
※出典:愛媛県立中央病院年報(2019年診療業務報告書)
手術においては常に根治性と手術侵襲のバランスを考慮しながら、安全で確実な手術を心がけています。最近では傷が小さくて済む胸腔鏡手術の割合が8割を超えています。また、近年注目されているロボット手術も行っており、主任部長の古川は呼吸器外科医としては四国エリアで数少ない「ロボット外科専門医(日本ロボット外科学会 Robo Doc pilot)」を取得しています(2020年9月30日現在)。
当院が全ての診療科を備えた総合病院であるという当院の利点を生かして、種々の合併症をもたれた患者さんに対しても、安心して治療を受けていただける態勢を整えています。中でも呼吸器領域では、呼吸器内科・呼吸器外科・放射線科・病理診断部と連携協力して、患者さんの病状の正確な状況把握に努めています。さらに症例検討会を通して、個々の症例の診断・検査や治療方針などにつき検討し、その情報を麻酔科や手術室・集中治療室などとも共有して、質の高いチーム医療の実現に努めています。
外来においては、県内外を問わず多くの施設からの患者さんをご紹介いただいておりますが、他院での検査や治療などに関するセカンドオピニオンを求めて来院される患者さんもいらっしゃいます。我々はこれからも愛媛県医療機関の中核として、一層の努力と充実を目指してゆきたいと考えております。
『ロボット支援手術』当院の実績を紹介します
対象疾患
肺癌・転移性肺腫瘍をはじめとする種々の肺腫瘍・縦隔腫瘍・胸壁腫瘍などの腫瘍性疾患、気胸・巨大肺嚢胞などの嚢胞性疾患、肺化膿症・膿胸などの感染性疾患、胸膜中皮腫などの胸膜疾患、など呼吸器外科領域全般にわたる診療に携わっております。また、内科疾患であるびまん性肺疾患に対する肺生検や、原因不明の縦隔リンパ節腫大に対するリンパ節生検なども行っております。
近年では、小児外科と協力して小児領域の呼吸器疾患に対する外科的治療を行う機会も増えております。 さらに当院は救命救急センターを併設している関係上、重篤な胸部外傷の患者さんも多数搬送されますが、他科と一致協力して患者さんの救命をめざして、診療に懸命に取り組んでおります。
外来担当表
呼吸器外科
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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午前 | 古川 克郎 | 古川 克郎 | 畑地 豪 | ||
午後 |
がんに関する情報
施設認定
- 呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医制度関連施設