検査部
大きく分けて、検体検査と生理機能検査があります。 検体検査とは、患者さんから採取した血液、尿、便などを調べる検査です。 生理機能検査とは心電図やエコー検査のように直接患者さんの状態を検査します。
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検体検査
※検体検査の参考値は こちらです。
1.生化学的検査
血液や尿中に含まれる糖質、タンパク質、脂質、酵素など様々な成分を測定することで、 健康状態や病気の程度を数値で表す検査です。 | ![]() |
こんな機械を使って測ります |
2.血液学的検査
血液検査と凝固検査があります。 血液検査は、赤血球や白血球、ヘモグロビン、血小板の量を調べることで、貧血の程度や炎症の程度を把握できます。 また血球の形を見ることで、血液疾患や感染症などの診断に役立ちます。また凝固検査は止血の働きを調べる検査のことです。 | ![]() |
血液成分を量る機械です |
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顕微鏡で血液の形を見ています | 顕微鏡で見た血液 |
3.一般検査
4.輸血検査
血液型の判定や、輸血の際、副作用が起きないように輸血の適合性を確認する検査を実施しています。 輸血療法委員会を設置して、より安全な輸血医療を行える体制を整えています。 さらに、当院では2010年度より輸血管理料Ⅱを取得しています。 | |
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血液型の判定をしています | 結果はB(+)型でした |
5.精度保証認証施設について
当院では、検査データの信頼性を維持・管理するために日本臨床検査技師会等が 主催する外部精度管理及び検査データ標準化事業に積極的に参加しています。 その中で、精度が十分保証されている施設として評価され、2011年4月に精度保証施設認証を取得することができました。 この認証は愛媛県の県立病院では初であり、県内では11施設のみで取得されている認証です。(2011.4現在) |
生理機能検査
1.超音波(エコー)検査
①心臓エコー(心臓の動きや弁の状態を観る) ②腹部エコー(お腹にある臓器の状態を観る) ③頚部エコー(首にある大きな血管の状態を観る) の3種類があります。 エコー検査はどれも30分程度の検査時間です。超音波は人体には全く害がないので、安心して検査を受けてください。 また、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)の方は、「頚部エコー検査」と「血圧脈波検査」を 一緒に受けることをお勧めします。何かしら気になることがありましたら、気軽に主治医にご相談下さい。 | ![]() |
2.血圧脈波検査
この検査では血管の硬さと詰まり具合を測定して、動脈硬化の程度を調べます。 また血管年齢も知ることができます。検査時間は10分ほどです。 生活習慣病をもつ方は動脈硬化が進行しやすいので、一度検査されることをお勧めします。 | ![]() |
3.心電図検査
心臓が収縮・拡張するときに流れる微弱な電流を測定することで、間接的に心臓の動きを診る検査です。 心疾患を疑う場合には欠かせない検査です。検査時間は5分程度です。 | ![]() |
4.肺機能検査
肺活量や吐き出す力などを測定することで、呼吸障害の有無や程度を調べる検査です。 検査時間は10分程度です。 | ![]() |
5.脳波検査
この検査は脳の働きによって発生する微弱な電気を頭皮につけた電極で検出し、波形として記録する検査です。 てんかんが疑われるときなどに行い、光刺激時や睡眠時の異常などで病気の補助的診断に役立ちます。 検査時間は1時間程度です。 | ![]() |