更新日:2024年6月12日

鍼灸治療室

紹介・特色

1979年8月に、診療・研究・教育を設立の目的として東洋医学研究所が設立されました。2013年5月に、名称を鍼灸治療室に変更し、管理棟1階に開設しています。

当鍼灸治療室は、1.時系列分析ケアシステム(全人的病人理解の具現化)、2.セルフメディケーション(セルフケア・ファミリーケア)の実行、3.チーム医療、4.西洋医学と東洋医学の融合などの特色があります。

時系列分析ケアシステムとは

問診を中心として患者さんの人生を紐解き、生活史と健康障害との関連から病の原因を探ることで、個々人に適した治療(はり・きゅう・刺絡)を行います。

セルフメディケーションとは

WHOで、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。自律性を高めるためにも、自分や家族にしてもらえるお灸をすすめています。

チーム医療とは

患者さんを中心にメディカルスタッフが連携し、患者さんをサポートする中で鍼灸治療を実施します。

西洋医学と東洋医学の融合とは

西洋医学と東洋医学の両視点から、患者さんにとって最も良いと考えられるものを提案し、実行します。

診療について

診療の対象となる患者さんの多くは、「長年にわたる健康上の苦痛や不安をもち、身近な医療でなかなか解消されない方」という特徴があります。そのような方に、灸療・刺絡術を中心に診療を行っています。
診療体制は、クール制です。1クール6回の診療ごとに、経過調査・チームカンファレンスを行い、その方に適した医療を提案します。原則的に1クールで診療を終了することを目標とします。
また、周産期における母乳分泌不足や逆子などのマイナートラブルに対する治療も行っています。

お灸
お灸
灸頭鍼
灸頭鍼
井穴刺絡
井穴刺絡
刺絡
刺絡

研究について

当鍼灸治療室では研究のために、患者さんの病状や検査結果、治療経過などを分析し、学会や論文での発表をさせていただくことがあります。個人を特定できるような情報が公開されることはありません。診療技術の向上ならびに治療文化の維持推進のため必要な研究ですので、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

なお、ご自身のデータを利用されたくない方は申し出てください(診療上の不利益をこうむることは決してありません)。ご不明な点がございましたら鍼灸治療室へご連絡ください。

電話でのお問い合わせ 089-947-1111(代表)

教育について

当鍼灸治療室では、1)公的機関および専門的機関としての情報提供、2)西洋医学と東洋医学の双方の利点をいかした情報提供、など漢方内科・鍼灸治療室・中央病院の特性をいかした医療環境を県民の方々に提供し、県民の医療・福祉・健康に寄与できるように、定期的に公開講座を開催しています。 また、鍼灸学校卒業後(国家資格所有者)の研修を行っている施設でもあります。

なお、短期研修として医師・鍼灸師・医学生・鍼灸学生に対し、研修の機会を与えています。ご理解、ご協力をお願いします。

2024年度東洋医学公開講座スケジュール

診療時間と料金について

診療時間(完全予約制)

曜日 時間
月曜日~金曜日
(土曜日・日曜日・祝日は休み)
8時30分~16時
(12時~13時は休憩)

料金(全額自己負担)

項目 料金
初検料(鍼灸治療初診時のみ) 3,300円
鍼と灸の両方の治療 4,510円
鍼または灸のどちらかのみの治療 3,960円
施灸指導料 1,210円

外来担当表(初診)

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前

大塚素子

山見宝

午後

山見宝

山見宝

大塚素子

施灸
コーナー
13時~16時 13時~16時 13時~16時

鍼灸治療室キャラクター 「お灸ちゃん」
鍼灸治療室キャラクター
「お灸ちゃん」

ニュースレター「NEWS はりきゅう」

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