更新日:2024年11月19日
総合患者相談窓口
各種相談
総合患者相談窓口のご案内

当院では、患者さんやそのご家族が医療を受け続ける中で抱く、生活や病状への不安など、様々なご相談やご要望を専任の相談員がお聞きする「総合患者相談窓口」を開設しております。
「患者さんやそのご家族」と「医療従事者」との対話の橋渡しを行い、院内各部門と連携して患者さんへの支援体制の構築を目指します。
なお、相談することによって、患者さんに不利益が生じることはありません。
また、問題解決以外に、相談内容や個人情報を他に提供することはございません。
総合患者相談窓口設置場所
総合患者相談窓口は、診療棟1階正面玄関入って総合受付の右側にあります。
当院の相談窓口には医療対話推進者も専任で配置しております。また、プライバシーに配慮した個室も設けておりますので、ご希望がありましたら、申し出てください。
お受けする相談内容
受診相談について
ご自身の症状にどの診療科を受診すれば良いか判らないとき、悩まずにお尋ねください。
当院からの紹介について
当院の医師から、近隣の医療機関の紹介を受けたけど、不安が残る場合などご相談ください。当院は「急性期病院」であるため紹介はやむを得ないのですが、不安が少しでも解消できるよう詳しくお話を伺います。
セカンドオピニオンについて
当院での手術など治療方針に不安を感じる時は、別の病院の医師の話を聞くこともできます。詳しいお話をお聞かせください。
診察に関することについて
当院での、診察や診療について戸惑いや不安がある時は、ご相談ください。
医療費について
現代の医療は、思いのほか高額となることがあります。不安がある時は事前にご相談ください。
福祉制度など退院後のことについて
医療は病院の中だけで終わるわけではありません。自身の傷病と長く向き合うことが必要となる場合もあります。そんな時利用できる福祉制度等をご案内いたします。
- 申請は、保健所などの行政機関となりますので、併せてご案内いたします。
施設・環境に関することについて
当院の施設や病室など環境について、ご意見やご要望があれば、お聞かせください。
職員の接遇やマナーについて
当院の職員(病院敷地内で働く者すべて)の接遇やマナーにご意見がありましたら、お聞かせください。
その他/相談時のご注意
その他にも、当院に関係することでしたら何なりとご相談ください。
ご相談内容によりましては、調査や確認が必要となることもありますので、お時間をいただくことがございます。ご理解とご協力をお願いいたします。
相談方法や受付時間など
相談方法について
- 直接来所にての面談でのご相談
- 電話でのご相談
- その他、お手紙等でのご相談
受付時間について
- 月曜日~金曜日(病院が休みの日は除きます。)
- 8時30分~17時
相談は、順番に対応いたしますので、ご予約の必要はありません。
※午前は比較的混み合うことがあります。
相談は、無料です。
- 時間外や休院日については、総合患者相談窓口は休みとなっています。予約のある患者さん等からの問い合わせには対応しておりますので、代表電話へおかけください。
愛媛県立中央病院へのよくある質問(Q&A)
- Q1.
- 初診で県立中央病院を受診したいと思いますが、どうすれば良いですか?
- A1.
- 病気やケガには急性期・回復期・慢性期という大きく三段階の病期があります。当院は、この急性期の医療を担う医療機関となります。また、令和5年8月からは紹介受診重点医療機関にも指定され、同年10月より「紹介・予約制」に移行しています。そのため、初診の患者さんが直接当院を受診することはご遠慮いただいております。まずは、お近くの医療機関をご受診ください。その上で、医師により当院での治療が必要と判断された場合は、紹介状だけでなくご予約も紹介元医療機関で取得ください。
- Q2.
- 特別な料金(選定療養費)を支払えば紹介状がなくても診てもらえますか?
- A2.
- 以前は当院も「特別初診料(選定療養費)」をお支払いいただくことで、受診可能としておりました。しかし、令和5年10月の「紹介・予約制」移行後は、総合患者相談窓口にて医師・看護師が直ちに生命や予後に重大な影響を及ぼす状態と判断した場合のみ、選定療養費7,700円の支払いにより受診を可能としております。診察を希望する症状がある方は、まずはお近くの医療機関の受診をお願いします。
- Q3.
- 紹介状は書いてもらったけど、電話で予約は取れますか?
- A3.
- 当院ではマイナ保険証や資格確認証により本人確認を行った後に予約を取得することとしております。そのため、本人確認が不十分となるお電話ではご予約をお取りできません。なお、紹介元医療機関からは予約取得可能ですので、今一度、前医にご相談なさってはいかがでしょうか。
- Q4.
- かかりつけ医で、紹介状は書いてくれたけど予約は取ってもらえなかった場合はどうすれば良いですか?
- A4.
- ご本人が来院いただけましたら総合患者相談窓口にて予約をお取りします。なお、下記の例外につきましては、ご家族が代理で予約取得されることは可能です。こうした場合は、患者さん本人の保険証等はもとより代理で来院される方の本人確認をさせていただく場合がありますので、運転免許証等をご準備の上でご来院ください。
- 患者さんが高校生以下のお子さんで、予約のために学校を休む必要がある場合。
- 患者さん本人の交通手段が介護車両に限られる場合。
- Q5.
- 紹介状を持っていけばその日に受診はできますか?
- A5.
- 当院は完全予約制となっているため、予約なく紹介状のみお持ちになっても当日の診察は難しくなっています。後日の予約取得に関しては、16時30分まで総合患者相談窓口で対応いたします。
- Q6.
- 長年中央病院で診てもらってきたのに、近くの病院を紹介すると言われた。これは『縁を切る』と言うことだろうか!
- A6.
- 国は医療機関の機能分化を進めており、当院は高度急性期を担う医療機関と位置付けられています。患者さんの症状が幸いにして落ち着いたとき(慢性期といいます。)には、お近くの医療機関を紹介することになります。これは、『縁を切る』と言うことではなく、身近にかかりつけ医を持っていただき、慢性期の医療はかかりつけの先生にお任せし、大きな検査や急性期の医療が必要となった時に、当院へご紹介していただくという役割分担で、決して『縁を切る』と言うことではありません。医療のバトンをかかりつけの先生と当院とでしっかりと引き継いでいくということです。
- Q7.
- 中央病院の内科に通院しているが、目が霞むので眼科の受診を希望したら診てもらえなかったのはどうしてですか!
- A7.
- 内科に通院をされていると言うことですが、初めて受診する眼科は初診となります。初診の患者さんにつきましては、必ず紹介状が必要ですので、まずはお近くの眼科で診察をお受けください。
- Q8.
- 1年前までは中央病院にかかっていた。また調子が悪くなったので予約を取ろうと電話したら、予約はできないと言われましたがどうしてですか?
- A8.
- 医療機関では、治療が一度終了となった場合や、他院へ紹介した場合、また、自己判断で治療中断中の患者さんが一定期間を空けて受診される場合は初診の患者さんとなります。当院は「紹介・予約制」となっておりますので、まずは、お近くの医療機関をご受診ください。
- Q9.
- 同じ日に2つの診療科を受診していますが、1つの診療科で検査結果を待っている間に、もう一方の診療科を受診しようとすると「できません」と言われました。どうしてですか?
- A9.
- 検査の待ち時間を利用して、他科を受診し時間の有効利用をお考えと存じます。しかし、大勢の患者さんが一つの診療科が終わる前に他の診療科を受診されますと、各診療科では患者さんの居場所が把握できなくなり、診察室へのご案内が遅れます。結局のところ、全体の患者さんの待ち時間の増加につながりますのでご理解とご協力をお願いしております。
- Q10.
- 毎月、内科に通院しているが転倒で救急車を要請した時に中央病院では診てもらえず、救急病院へ搬送されました。私のかかりつけ病院なのにどうしてですか?
- A10.
- 現在通院中の疾患に関することであれば、当院で救急受け入れをしています。この事例の場合は、当院通院中の内科の疾患と転倒によるお怪我は、直接関係がないため、救急車の搬送先である二次救急病院での治療をお願いいたします。万が一当院での診療情報が受け入れ先医療機関の判断で必要となった場合は、医療機関の間で情報提供いたしますので、どうぞご安心ください。なお、当院のような大規模病院はかかりつけ機能は有しません。通院中であってもかかりつけ医療機関とはなりませんので、日頃よりお近くにかかりつけ医を持つようにしましょう。
- Q11.
- 私の配偶者は外国人で日本語が話せません。病院へは私が付き添うようにしていますが、私も仕事があり付き添えない事もありそうです。どうすれば良いですか?
- A11.
- 当院では、国の定める診療報酬『療養の給付と直接関係ないサービス等の取り扱い』に基づき、通訳が必要な方はご自身で確保していただくようお願いしております。お住まいの自治体の国際交流センターなどで、医療機関へかかるときのお手伝いボランティアの紹介をしていますので、そちらをご利用ください。(まつやま国際交流センター TEL089-943-2025)
なお、当院へ救急搬送された外国人のために通訳デバイス(音声翻訳機)をご用意していますので、緊急時の必要最低限の対応は可能となっております。 - Q12.
- 体調が悪く薬局へ行けません。病院内で薬を出してもらえませんか?
- A12.
- 当院では、体調の悪い方などのため、病院敷地内限定になりますがボランティアの同行や車イスの貸出しを行っています。しかし、国の進める医薬分業に則り、当院でも院外処方を基本としており、特殊な薬を除き、原則として院内ではお薬を出しておりません。申し訳ありませんがご理解とご協力をお願いします。なお、調剤薬局はご自宅の近くだけでなくドライブスルー設置の店舗や一定範囲の配達も行っている店舗を指定することも可能です。また、ご家族の方が処方箋をお持ちになってもお薬は出していただけますので、より利便性の高い方法をご検討ください。
- Q13.
- 予防接種を受けたいと思うのですが中央病院ではできますか?
- A13.
- 予防接種は、多くの医療機関で広く実施していることから、任意接種に関しては、当院では実施しておりません。アレルギーや基礎疾患により当院での接種が必要なお子様に限っては、県内自治体との契約に基づき定期接種を行なっております。また、インフルエンザワクチンの接種に関しましても、他の医療機関での接種が困難と医師が認めたお子様や入院中のご高齢の方のみ実施しており、一般の方は行なっておりません。ご理解とご協力をお願いします。
- Q14.
- 健診を申し込む方法を教えてください。
- A14.
- 当院では、妊婦検診とPETがんドックを除き、健診や人間ドックは現在行っておりません。お住いの自治体から健診等の案内をしておりますので、ぜひご活用ください。なお、中国渡航のための「外国人体格検査」は、中予圏域では当院だけが中国政府が認める医療機関に該当しますので例外としてお引受けしております。詳しくは電話にてお問い合わせください。
- Q15.
- 健診や人間ドックで異常を指摘されました。受診はできますか?
- A15.
- 健診や人間ドックでがん疑いとなった方には、健診結果に紹介状(診療情報提供書)が同封されていると思われます。この紹介状があれば、当院の受診予約が可能です。ご本人が紹介状をお持ちになり、当院の総合患者相談窓口にお越しいただきましたら予約の調整を行わせていただきます。(※当日の受診はできず、後日の予約をお取りすることになりますので予めご了承ください。)
また、紹介状が同封されておらず、検査結果だけの場合は、お近くの医療機関の受診をお願いします。なお、紹介状は、医師あての信書ですので開封することなく必ず未開封のままお持ちください。 - Q16.
- 心療内科を受診したいのですが、県立中央病院には心療内科はありますか?
- A16.
- 当院には心療内科は設置されていません。お近くの心療内科や精神科の受診をお勧めします。
- Q17.
- 松山に住む家族が県立中央病院に入院しました。お見舞いに行きたいのですが県中の「面会制限」はどのようになっていますか?
- A17.
- 「面会制限」につきましてはご迷惑をお掛けしております。当院では、空気または飛沫によって感染拡大の恐れのある感染症が完全には落ち着いていない現状を踏まえて、一般病棟では
- 平日15時~17時、休日14時~17時(面会時間帯の制限)
- 1日1回2人まで(面会回数と人数の制限)
- 1回の面会15分まで(面会時間の制限)
を行っております。(※感染管理の徹底がより必要な病棟を除く。)これは、「患者さんを守るため」の取り組みになりますので、ご理解とご協力をお願いします。
- Q18.
- 足腰が弱くなった両親が松山に住んでいます。自分は隣県に住んでいますが、月に一度県立中央病院の予約に併せ帰省し、車いすを押して受診に付添っています。県外の者の付添は可能ですか?
- A18.
- 現状では、県外の方であっても体調に問題のない方につきましては、来院の制限は設けておりません。しかしながら、様々なご病気の方が大勢来院されていることから、マスクの着用は引き続きお願いしております。ご理解とご協力をお願いいたします。
医療対話推進者について
医療対話推進者とは?
あまり聞きなれない言葉ですが、医療対話推進者とは、医療者側と患者さん側の双方のお話を聞かせていただき、自身の見解や評価・判断を示すことなく、医療者側と患者さん側の対話の架け橋となる役割を担う者と定義されています。
人にはそれぞれ認識(≒思い)の違いから「言ってること」と「受け止め方」の食い違いが時に起こります。医療という専門領域では、その認識の違いはより顕著で、時として深刻な事態を生み出します。
こうして壊れてしまった信頼関係は「対話」を通じて再構築するしかなく、医療対話推進者はその橋渡しを行う者となります。
どんなことをしてくれるの?
医療対話推進者は、「対話」の橋渡しを行う者ですから、まずはお話を聞かせていただきます。その中で、医療対話推進者として介入が必要と判断した時には、当院の医療者と「対話」ができる環境を整えさせていただきます。
その場での調整は、できない場合がほとんどだと思われますが、日時の調整を双方と行います。
活用のメリットは?
医療対話推進者は、「対話」の橋渡しを行う者ですから、予め明確な要求(補償等)をお持ちの場合は、患者さん側には全くメリットはありません。 しかし、「なぜこんなことが起こったのか」「信頼していたのに」というような、お気持ちがある場合には、仮に医療紛争となり補償を得たとしても、「なぜ」との思いが必ずしも晴れるわけではなく、当事者全てが幸せとは言えない状況となることもあり得ます。私たち医療対話推進者は「心の問題」は「対話」でしか解決できないと考えています。
その「対話」について、医療者と患者さん側の橋渡しを行い、話し合いの場の調整や、話し合いにおいても医療者側に専門用語を使わず平明な言葉で伝えるよう促したり、「対話」ができる環境を整えることに力を注ぎます。関係の回復が双方の幸せにつながると信じています。
入院時重症患者対応メディエーターについて
入院時重症患者対応メディエーターとは?
入院時重症患者対応メディエーターとは、令和4年度の診療報酬改定の際に国が盛り込んだ比較的新しい医療機関における職種です。患者さんの治療に直接関わらない者を専任で配置し、医師や看護師などの医療者と共に患者さんやご家族などが治療方針や治療内容の理解を支援し、今後の意思決定を援助する者です。
何をしてくれるの?
入院時重症患者対応メディエーターがみなさんと関りを持つ機会は、あまりないと思いますし、ない方が幸せです。
ICU等で集中治療が必要となり、混乱しショックを受けている状況の患者さんやご家族などが、医療者からの説明を十分に理解して今後について意思決定することは大変な仕事です。この大変な仕事を支援することが、入院時重症患者対応メディエーターの役割です。
令和6年6月1日より救命救急分野に配置
愛媛県立中央病院においても、この入院時重症患者対応メディエーターを令和6年6月1日より配置いたします。三次救急を中心としたICU等の集中治療領域の病棟への入院から3日の間で相談を希望される方は、病棟の職員や総合患者相談窓口へご連絡ください。
なお、集中治療領域ではない病棟や入院後4日以降であっても、専任の医療対話推進者や相談員がいますので、遠慮なくご連絡ください。
緊急入院となった患者さん、ご家族などの方へ こんなご不安ありませんか?
難病・小児慢性特定疾病の医療費助成について
難病及び慢性疾患をお持ちのお子様や、そのご家族をサポートするための情報を提供するサイトをご紹介いたします。下記URLをクリックして下さい。
- 難病情報センター【外部リンク】(https://www.nanbyou.or.jp/)
- 小児慢性特定疾病情報センター【外部リンク】(https://www.shouman.jp/)