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看護部紹介

看護部長からのご挨拶

 看護部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 愛媛県立南宇和病院は、温暖で風光明媚な地、愛南町にあります。地域の基幹病院として、24時間365日救急体制を維持し、より安心・安全な医療の提供を目指し、様々な職種がチームとして協働しています。

 その中で患者さん、ご家族に一番近い存在である看護職は、患者さんが住み慣れた地域で、最期まで、その人らしい生活を支援するため、院内、院外の多職種チームの要となり、地域と切れ目ない医療の提供を推進する必要があります。そのため、病棟看護師による退院前の自宅訪問や、退院後2週間以内において、外来看護師や認定看護師による訪問看護を実施しています。また、大切にしていることは、一人ひとりの患者さんのために、「いつでもつながる」「顔が見える」地域の医療、福祉、介護との関係性、ひとつのチームとしての繋がりです。これからも、地域包括ケアシステムをより推進し、地域に愛され、地域に貢献できる看護部になれるよう努めてまいります。

看護部長 近藤 恵子
  

 そして、看護部の理念「個々の患者の人権を尊重し、一人ひとりが大切にされていると感じられる看護を提供する」を実現するために、患者さんやその家族にとってどうすることが最善なのかを主体的に考え、行動できる看護職を育成し、患者さんに信頼される温かい心のこもった看護の実践に取り組んでまいります。

    看護部理念

    病院の理念に基づき、個々の患者の人権を尊重し、一人ひとりが大切にされていると感じられる看護を提供する。


    方針

    地域と顔の見える関係性
    病院から地域への継続性


    看護部の運営

    看護職員構成(令和5年4月1日現在)

     看護職員:100名
     会計年度看護職員(看護師 3名、准看護師1名、看護助手 14名)

    看護方式

     固定チームナーシング

    勤務形態

     病棟(3交替制)
     人工透析室(早出、日勤)

    各部署紹介

    • 【外来】
       外来① 外来② 外来③
       外来では、地域の方が安心して通院していただけるように、笑顔を絶やさず温かい雰囲気での対応を心がけています。
       また、患者さんとご家族の方の想いに寄り添い、できる限り住み慣れた在宅での療養を継続していただけるように、継続看護に力を入れて取り組んでいます。
       さらに、訪問診療への同行なども行い、地域とのつながりも大切にしています。

    • 【手術室】
       手術室① 手術室② 手術室③
       手術室看護師は手術を受ける患者さんの手術前からの不安を和らげ、安心・安全・安楽に手術が受けられる取り組みを積極的に行っています。
       手術前訪問に加え、手術後訪問も実施することで無事に手術を終えられた患者さんと術後も向き合い、さらなる周術期看護の質向上に努めています。

    • 【透析室】
       透析室① 透析室② 透析室③
       透析室は、医師・透析看護認定看護師・臨床工学技士・看護師が協同して安心・安全な透析治療を行っています。
       患者さんがいつでも気軽に話せる環境をつくり、透析治療を継続しながら地域でその人らしい生活が送れるように患者さんに寄り添った支援を心がけて看護を提供しています。

    • 【3西】
       3西① 3西② 3西③
       感染症患者対応病棟です。外来患者を始め地域病院や施設などからも依頼を受けて中等症~軽症患者の受け入れを行っています。
       急激な症状に対応するとともに精神的支援や筋力低下予防にも力を入れ、希望する療養先に退院ができるように努めています。

    • 【4東】
       4東① 4東② 4東③ 4東④
       内科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、眼科の混合病棟で、緊急入院される患者さんも多く受け入れています。
       患者さんに安心・安全な看護の提供と、多職種で協働し、地域でその人らしく生活が送れるよう支援に努めています。

    • 【4西】
       4西① 4西② 4西③ 4西④
       4階西病棟は、地域包括ケア病棟です。患者さんがその人らしい生活で住み慣れた地域にもどることができるよう、多職種と連携しチーム医療を実践しています。
       退院前には自宅訪問をおこない、退院後の生活環境を調整し安心して退院できるよう支援しています。
       また、認知症認定看護師が在籍し、認知症ケアやせん妄予防に取り組み、一人ひとりが大切にされていると感じられる看護を提供できるよう努めています。
    •   
    • 【地域連携室】
       地域連携室① 地域連携室② 地域連携室③
       地域連携室は、当院と様々な役割機能(高度急性期・回復期・慢性期)をもつ病院や介護・福祉施設との橋渡しを担う部署です。
       患者さん・ご家族が安心して、可能な限り、住み慣れたご自宅や地域でそのひとらしく生活できるよう、地域の様々な専門職種の方と連携を図り、退院支援に取り組んでいます。

    認定看護師紹介

      
  • 【皮膚・排泄ケア認定看護師】垣本 英里

  •  「皮膚と排泄に関わること全般のケア」を専門とし、ストーマケアや褥瘡ケア、排泄ケアなどを実施しています。
     患者さんに直接ケアしたり、相談を受けたり、ケアに関する勉強会を開いたりすることで看護の質の向上を目指しています。入院中に限らず、患者さんがより安心して生活できるように一緒に考えていきたいと思っています。
      
  • 【摂食嚥下障害看護認定看護師】藤澤 ゆう子

  •  疾患や加齢などが原因で口から食べることが難しくなった患者さんに対し、摂食嚥下機能評価を行い、口から食べられるようにケアを提供しています。
     また、摂食嚥下障害があっても住み慣れた自宅で安心して生活していただけるように訪問看護やICTを活用した在宅療養支援を行っています。
      
  • 【認知症看護認定看護師】福島 真紀

  •  身体治療のために入院されている認知症高齢者のかたの認知機能障害をアセスメントし、その内容に応じた認知症ケアの提供を実践または病棟看護師に提案して一緒に実践しています。認知症高齢者の方「そのひとらしさ」を大切にしたかかわりを行っています。多職種連携を図りながら、退院後の生活を見通したかかわりを検討して実践を重ねていきたいと考えています。
      
  • 【透析看護認定看護師】濱岡 大樹

  •  透析看護は、慢性腎臓病や透析を受けている患者さんとご家族を対象にしています。安全・安楽な透析治療の提供やセルフマネジメント支援、腎代替療法選択指導等の提供を行い、患者さんが長い療養生活の中で自己決定できるように支援しています。
     また、透析患者さんがいつまでも元気に歩けるようにフットケアをしています。
      
  • 【慢性心不全看護認定看護師】松浦 典子

  •  心不全は、心臓のポンプ機能が低下したために息切れやむくみが起こり、だんだん悪化して命を縮める病気ですが、早期に発見し生活を見直すことで悪化を防ぐことができます。
     心不全患者さんの支援は、あらゆる病期において、予防・疾病管理・緩和ケア・意思決定支援など多岐にわたります。退院後も継続することが重要であり、医療・保健・福祉と連携し地域全体で心不全憎悪予防に取り組んでいます。
       

    新人看護職員教育

    愛媛県立病院看護部の教育理念

    常に看護の本質を追求し、患者中心の温かい、良質な看護を提供できる看護職員を育成する。

    愛媛県立病院が育成したい看護師像

    ①看護専門職として、高い倫理観及び科学的思考に基づく看護を実践する能力をもつ。②患者中心の医療を効果的に提供できるようにチームで協働する力をもつ。③看護専門職として、自己及び他者の教育に取り組む能力を育成する。④県立病院の職員として、医療を通じて地域に貢献できる能力を育成する。⑤組織の一員として経営に参画する意識を持ち、行動できる能力を育成する。

    新人看護職員の教育組織図

    新人看護職員の教育組織図
    • 各新人看護職員にはエルダーという相談役の先輩看護師がいます。
    • 常時一緒ではありませんが、お姉さん的存在として悩み事などの精神面の支援をしてくれます。
    • 社会人や組織人としてのお手本となってくれます。
    • 複数の実地指導者と教育担当者が学習の支援を行います。

    南宇和病院のラダーⅠトライ研修

    ラダーⅠ
                 「愛媛県立病院看護職員研修新聞ご案内」