令和4年度 愛媛県立新居浜病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 973 138 99 201 113 144 240 483 468 152
年代別では、0~9歳が973人(32.3%)と最も多くなっています。理由としては、当院は地域周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊娠・分娩の妊婦を受け入れており、早産・低出生体重児等の症例を多く扱っていることから、10歳未満の患者が全体の3割以上を占め、小児患者が多いことが特徴です。
60歳以上は1,848人(55.3%)となっており、60歳以上で全体の半数以上を占めています。
※注)厚生労働省が定めた集計・公開条件により、地域包括ケア病棟(5階西病棟)にのみ入院された患者さんや医科保険診療外の診療を一部でも行った患者さん(自費診療を伴う分娩、帝王切開や労災、自賠責適用など)は集計対象外となるので計上していません。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 34 7.71 8.94 17.65 74.62
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 10 8.20 7.76 0.00 76.00
060300xx97100x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) その他の手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 11.43 - -
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 13.43 - -
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2 なし - - 10.88 - -
胆管結石が上位5症例のうち、約5割を占めています。
救命救急センターとして、常時24時間体制で、吐血、下血等の救急疾患にも可能な限り対応しています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は、”-”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 54 4.24 4.65 0.00 63.35
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 42 3.76 4.26 0.00 72.33
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 38 2.95 3.04 0.00 69.84
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 27 17.00 17.54 29.63 84.74
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 10.75 9.89 5.00 81.75
不整脈、狭心症それぞれが上位5症例のうち、4割以上を占めています。
当院は心室頻拍、劇症心筋炎、心筋梗塞による重症心不全に対して(IABP)や補助人工心肺(PCPS)などの初期対応が可能です。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 261 6.64 6.13 9.96 0.00
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 あり 120 1.64 2.09 0.00 2.95
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 57 13.60 10.92 3.51 0.00
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 54 5.56 5.89 0.00 1.24
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 38 6.13 6.05 0.00 2.42
当院は、地域周産期母子医療センターを有していることもあり、新生児関連疾患の症例が多くなっています。また、一般小児科では、小児救急の急性期疾患としての気管支炎等の呼吸器疾患、食物アレルギー負荷試験等の多様な疾患に対応しています。加えて、育児指導や重症心身障害児等の在宅移行支援目的の入院も行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 26 18.69 19.58 69.23 63.27
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 8.60 10.14 25.00 73.75
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 19 13.11 15.97 31.58 63.74
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 9.80 7.33 20.00 55.40
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 14.67 8.54 66.67 71.00
非外傷性頭蓋内血腫、頭蓋・頭蓋内損傷 それぞれが上位5症例のうち、3割近くを占めています。
当院は三次救命救急センターを有しており、センターに収容される重症患者、特に脳血管障害、頭部外傷に対して常時対応できる体制で臨んでいます。そのため頭部CT、MRI検査、脳血管撮影などの検査、開頭手術も24時間いつでも対応できるようにしています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 16 3.31 2.66 0.00 65.44
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし 15 5.47 10.62 0.00 79.80
050161xx9900xx 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 14 11.00 16.55 28.57 74.64
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患 動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 8.15 15.00 0.00 70.69
050161xx97x1xx 大動脈解離 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり 12 19.00 28.45 33.33 64.83
上位5症例のうち8割が手術を伴います。
患者数は昨年度より大幅に増加しています。
胸部ステントグラフト実施が常に対応可能であり、また側開胸による低侵襲弁膜症手術も行っています。
循環器内科との連携によりリードレスペースメーカ植え込みも実施しております。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060040xx99x70x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 7あり 定義副傷病 なし 21 2.00 4.47 4.76 76.00
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 5.47 6.93 10.53 64.63
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 14 4.93 4.59 0.00 73.29
060150xx99xxxx 虫垂炎 手術なし - - 7.93 - -
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし - - 15.40 - -
直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍が上位5症例のうち、約3割を占めています。
当院は消化器外科領域を始めとして、乳癌や甲状腺疾患といった内分泌外科疾患や、気胸、膿胸などの呼吸器外科疾患においても可能な範囲で検査や処置、手術を行っています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は、”-”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 45 21.93 26.42 53.33 81.82
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 17 21.29 20.14 5.88 69.47
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 13 23.00 22.44 15.38 81.62
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 12 10.50 4.86 0.00 47.17
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病 なし 12 7.58 5.61 0.00 19.25
上位5症例は全て手術を伴うものです。股関節・大腿近位の骨折が半数近くを占めます。
当院は救命救急センターを備えた急性期病院であり、交通事故等の外傷性症例も多く、治療後は近隣の回復期リハビリテーション機能を持った医療機関等へ転院するケースが多くなっています。また、関節外科(人工股関節、人工膝関節)、骨盤重度外傷に重点をおいて取り組んでいます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 68 8.26 9.38 2.94 33.65
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 45 7.29 9.37 24.44 31.51
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 17 5.24 6.04 0.00 41.12
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 11 4.73 5.98 0.00 43.27
120130xx97xxxx 異所性妊娠(子宮外妊娠) 手術あり - - 5.28 - -
当院は、地域周産期母子医療センターを備えており、当院で産まれ治療が必要となった赤ちゃんは、主にNICUで治療を受け、落ち着いたらGCUに移動して退院の準備を行います。また、近隣の産院で産まれ治療が必要となった赤ちゃんについても、在胎34週0日以上かつ出生体重1,500g以上の児から、当院に紹介いただき搬送を受け入れ、治療にあたっています。
一方、外科疾患など緊急に手術が必要な場合は、総合周産期母子医療センターがある愛媛県立中央病院、複雑な心臓疾患などは、愛媛大学医学部附属病院に搬送し対応しており、急性期管理が落ち着いた赤ちゃんは、バックトランスファー(当院への転院・逆搬送)により、その後の治療を当院で行っています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は、”-”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 20 7.65 7.73 0.00 6.85
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり - - 8.45 - -
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.69 - -
140210xx01xxxx 先天性耳瘻孔、副耳 先天性耳瘻管摘出術 - - 3.37 - -
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 - - 6.23 - -
扁桃炎や扁桃周囲膿瘍が主な症例で、多くは小児患者です。
地域の基幹病院として、主に入院治療を要する急性疾患や、手術が必要な疾患の診療をしています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は、”-”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 8
大腸癌 - - - - 29 1 8
乳癌 - - - 1 8
肺癌 - - 1 8
肝癌 - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
大腸癌の患者は、症例数が多く、半数以上が再発患者であることも特徴です。
なお、その他胃癌および乳癌の治療も数件行っています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は、”-”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 - - -
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、普段の社会生活の中で発症した肺炎のことを指します。軽症の場合、必ずしも入院を必要としないので患者数は少なくなっています。
※患者数が10割未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 89 13.09 75.48 40.86
その他 - - - -
多くが発症日から3日以内の患者です。
また、転院される患者が4割以上を占めます。
※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 23 1.65 5.96 17.39 74.39
K635 腹水濃縮 等 18 1.00 1.00 0.00 70.33
K6532 内視鏡的胃、十二指腸早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術(ES 11 1.00 7.00 0.00 75.91
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(2㎝未満) - - - - -
K6851 内視鏡的胆道結石除去術(胆道砕石術) - - - - -
上位5症例のうち、7割以上が内視鏡を用いるものとなっています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 等 44 1.00 2.32 0.00 66.02
K5493 経皮的冠動脈ステント留置(そ 等 23 1.00 1.30 0.00 70.35
K5492 経皮的冠動脈ステント留置(不 等 17 0.00 8.24 0.00 75.18
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他の 等 12 1.67 2.00 0.00 70.42
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 等 12 1.33 3.42 8.33 56.58
経皮的カテーテル心筋焼灼術が上位5症例のうち半数を占めるほか、経皮的冠動脈ステント留置も4割近くを占めてます。
カテーテルアブレーションにつきましては令和3年度より治療を開始し、現在週に1 ~ 2例程度、発作性心房細動のアブレーションを主体に行っています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児蘇生術(仮死第Ⅰ度) 等 11 0.00 6.73 18.18 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 等 - - - - -
K7151 腸重積注腸整復 - - - - -
K653-3 内視鏡的胃内異物摘出術 - - - - -
K300 鼓膜切開術(右) - - - - -
当院は、地域周産期母子医療センターを有していることもあり、新生児関連疾患における手術の症例が多くなっています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は、”-”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 17 2.24 7.35 23.53 79.65
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 等 10 0.40 32.00 60.00 67.20
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -
K1781 脳血管内手術(1箇所) 等 - - - - -
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - - - - -
慢性硬膜下血腫は高齢者に多い疾患で、術後10日程度で退院するケースが多くなっており上位5症例のうち、約3割以上を占めています。
なお、当院は急性期病院であり、治療後は近隣の回復期リハビリテーション機能を持った医療機関等へ転院するケースが多くなっています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 等 21 1.19 4.81 0.00 81.33
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 16 1.06 1.25 0.00 65.44
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) 13 1.00 11.00 0.00 69.00
K6153 血管塞栓術(腹腔内血管等)(その他のもの) 等 10 1.00 1.70 0.00 79.30
K5551 弁置換術(1弁) 等 - - - - -
当院では、各種緊急手術(冠動脈バイパス手術・解離性大動脈瘤・急性末梢動脈閉塞等)が随時受入可能でありに加え、成人心臓疾患治療(冠動脈バイパス手術・弁膜症手術など)、側開胸による低侵襲弁膜症手術、および大血管疾患(胸部・腹部大動脈瘤手術)・末梢血管疾患治療(閉塞性動脈硬化症下肢バイパス手術・静脈瘤手術)、小児先天性(欠損孔手術・ファロー四徴症手術・単心室症手術)、成人先天性手術(先天性心疾患術後手術)への対応が可能です。また今年度より不整脈に対して抗凝固療法が行われている患者様への内視鏡による左心耳切除術実施可能施設になっております。
※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 22 1.09 3.41 9.09 65.82
K6335 鼠径ヘルニア手術 等 15 1.20 2.53 0.00 73.20
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 等 - - - - -
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 - - - - -
K639 急性汎発性腹膜炎手術 - - - - -
腹腔鏡(内視鏡)による開腹を伴わない術式が多く、上位5症例のうち、6割以上を占めます。
腹膜炎や腸閉塞、急性胆嚢炎などの腹部救急疾患に対する緊急手術にも積極的に対応しております。なかでも、敗血症ショックを伴った重症腹膜炎では術後に、人工呼吸器管理だけではなく血液浄化療法などの集中治療が必要であり、救命救急センターのICUで全身管理を行っています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 36 1.53 17.00 52.78 74.50
K0821 人工関節置換術(股) 等 32 1.41 19.88 12.50 74.03
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 12 3.92 17.33 25.00 64.17
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 等 11 4.27 11.00 45.45 57.73
K046-3 一時的創外固定骨折治療術 11 0.09 42.82 45.45 63.27
上位5症例のうち、骨折観血的手術が全部位を合計すると、半数以上を占めます。
なお、当院は急性期病院であり、治療後は近隣の回復期リハビリテーション機能を持った医療機関等へ転院するケースが多くなっています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 等 72 1.11 6.53 0.00 33.89
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 等 65 0.89 5.71 20.00 31.85
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 等 20 0.65 3.50 0.00 40.35
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 10 1.00 3.50 0.00 44.40
K9122 異所性妊娠手術(腹腔鏡) 等 - - - - -
上位5症例のうち、帝王切開術が、8割近くを占めます。
産科領域(お産に関わること)・婦人科領域(女性特有の健康に関わること)の両分野の診療を行っており、術式も多岐にわたります。
※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 等 28 0.96 5.89 0.00 14.04
K287 先天性耳瘻管摘出術 - - - - -
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - -
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 - - - - -
K367 咽後膿瘍切開術 - - - - -
上位5症例のうち、口蓋扁桃手術が7割以上を占めており、対象の多くは小児患者です。
当院は、中耳や鼻副鼻腔領域の手術をはじめとして、咽喉頭頸部領域では、口蓋扁桃摘出術、耳下腺や甲状腺など頸部腫瘍の手術、繰り返す誤嚥性肺炎に対する誤嚥防止手術にも対応しています。
※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
敗血症は感染症によっておこる全身性炎症反応の重症な病態です。
手術・処置等の合併症は、手術や処置に伴い一定割合で発生してしまう術後出血や創部感染等の病態です。(医療ミスとは異なります。)

手術・処置等の合併症(入院契機と同一)の症例の傷病内訳は以下のとおりです。
移植人工血管感染(3件)
術後創部感染、右人工股関節脱臼(各2件)
カテーテル検査中血管損傷、術後出血(各1件)

※患者数が10未満(0~9)の数値は”ー”となっています。(厚生労働省指定の表示方式による)
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