放射線部MRI検査
MRI装置のトンネルに身体を入れて、検査をおこないます。装置は磁石でできており、身体に電波をあてることによって身体の断面(輪切りやタテ・ヨコ切り)をみることができます。
検査自体は、痛みや刺激は全くありませんが、大きな音がします。
また、MRIで得られた画像を用いて、血管だけを描出させることもできます。
MRI装置





当院での取り組み
当院では1.5T(静磁場強度)のMRIを使用しており、急性期脳梗塞における救急対応や、心臓においては心筋梗塞のリスクとなる高輝度(白く光る)プラークの描出等、積極的に取り組んでます。
救急頭部MRIにおける急性期脳梗塞
(赤矢印の白い部分が脳梗塞)
高輝度(白く光る)プラークの描出について
どうして高輝度(白く光る)プラークイメージが有用なのか?
高輝度(白く光る)プラークを持っている人は数年以内に心筋梗塞を発症する可能性が高く、薬物療法をはじめとした治療による介入が必要となります。
検査するにあたっての注意
- 検査当日の食事は、主治医の指示がない限りしていただいてかまいません。
- 服用中の薬は、医師の指示がない限り、通常どおり服用してください。
- MRI検査室は常に強い磁場が発生しています。磁石にひきつけられたり、破損のおそれのあるもの、画像に影響するものについては検査前にスタッフがチェックし、あらかじめ取り外していただきます。
次の人は検査ができません。
- 心臓ペースメーカー (MRI対応ペースメーカーをはぶく)
次の人は場合により検査できない場合があります。
- 脳動脈瘤クリップなどの金属が身体の中にある方
- 妊娠中もしくは妊娠している可能性のある方
- 閉所恐怖症の方
検査終了後は?
普段どおりの生活をしていただいて結構です。
ただし、検査時に造影剤を使用した方は、造影剤を速やかに排泄させるために、水分(水・お茶・ジュースなど)を普段より多めにおとりください。
また、数時間から数日後に、蕁麻疹・発疹・かゆみなどの症状が現れる方がまれにあります。このような副作用が現れた方は、当院の受診科までご連絡ください。