放射線部透視検査
X線透視検査について

造影剤を用いて体の中の様子をリアルタイムに観察しながらさまざまな疾患の診断を行います。また、治療や処置に透視が必要な場合では、補助的役割として透視下で検査を行います。
透視検査の代表的なひとつに健康診断で行われる胃透視(バリウム)検査があります。バリウム検査では、検査対象となる消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)にまんべんなくバリウムを付着させ、形態・粘膜の状態を多方向から観察しながら検査を行います。
消化管検査の注意事項
食道・胃・小腸検査の場合
- 検査前日の夕食は、早めに軽くとること。夕食後の飲食はしないでください。
- 検査当日は、絶食です。(水・お茶・タバコ・ガム・薬などいっさい取らないでください。)
- できるだけ排尿排便をすませてください。
- 検査前に胃腸の動きをとめる注射をします。心臓病・前立腺肥大・緑内障などの患者様には注射ができない場合があるので、検査前にお知らせください。注射のために少し動悸がしたり、のどが渇くこともあります。
- 下剤は造影剤の中に入っていますが、下剤が充分効くように、検査後は、お茶・お水をしっかり飲んでください。
大腸(注腸)検査の場合
検査前日から食事制限が始まります。当院では、検査食を食べていただいています。検査食の中に入ってある注意事項を守ってください。
検査終了後は?
食道・胃・小腸検査で使用しているバリウムの中には下剤が入っています。数時間後に排便があると思いますが、排便がない方は、当院受診科までご連絡ください。また、水分を普段より多めにお取りください。
透視装置
ZEXIRA Canon社製
平成28年導入