院長あいさつ

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 平素より愛媛県立今治病院の診療活動に格別のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

 当院は今治圏域唯一の公的中核病院として救急医療・急性期医療を担うとともに、紹介受診重点医療機関として地域の医療機関の皆様との連携を大切にしながら、「地域の皆様に信頼される良質な医療」の提供に努めております。


 現在、地域医療を取り巻く環境は大きく変化しております。高齢化の進展により、複数の疾患を抱える患者様や、医療と介護の両方を必要とする患者様が増加し、一つの医療機関、一つの診療科だけで完結する医療は少なくなってきました。そのような時代だからこそ、地域の医療機関同士がそれぞれの役割を果たしながら、より密接に連携することが重要であると考えております。


 当院は地域の先生方にとって「紹介しやすい病院」「相談しやすい病院」でありたいと考えております。「どの診療科に相談すべきか迷う」「入院や精査が必要か判断に悩む」といった際には、どうぞお気軽にご相談ください。本年4 月から運用を開始した総合内科は、そのような患者様の受け皿として機能し、適切な専門診療科へとつなぐ役割を担っております。


 また、7月から本格的に禁煙外来を再開、10 月から新たに肥満症外来や骨粗鬆症外来の開設を予定しております。これらはいずれも生活習慣病やフレイル予防に深く関わる横断的な診療領域であり、地域全体で取り組むべき重要な課題です。診療科を問わずご紹介いただければ幸いです。


 一方、新病院整備につきましては、直近の設備工事費等の高騰が当初の想定を大きく上回り、参加表明のあったすべての事業者から辞退届が提出されたため、入札を中止いたしました。地域の皆様にはご心配をおかけしておりますが、今治圏域の将来の医療を支える拠点病院の整備は不可欠であり、私たちは決して歩みを止めることなく、一日も早い新病院の開院を目指し、取り組んでまいります。


 新病院の完成を待つことなく、新たな疾病構造や地域ニーズに対応できる診療体制づくりを進めるとともに、これからも地域の先生方との信頼関係を大切にしながら、患者様を中心とした切れ目のない医療の実現に努めてまいります。
 今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年8月 院長 川上 秀生

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