院長あいさつ

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令和8年 年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

皆さまには、日頃より県立今治病院の医療活動にご理解とご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

いま日本の医療は、高齢化の進行や人口減少、医療に携わる人材の不足、物価やエネルギー価格の上昇など、多くの課題に直面しています。当院においても、厳しい経営環境の中、職員が力を合わせ、地域に必要な医療を守り続けるミッションに日々尽力するとともに、将来にわたり皆さまが安心して医療を受けられる体制づくりを進めています。

その大きな取組みの一つが、病院の移転新築事業です。これは単に建物を新しくするということではなく、救急医療や重い病気への対応、災害時の医療など、公立病院としての大切な役割を、これからも確実に果たしていくための取組みです。

救急医療であれば、現在、当院は、軽い症状の救急対応から救急車による受け入れ、脳や心臓の重い病気、急な腹部の病気などに対応しています。さらに、他の医療機関では対応が難しい重症の患者さまや、手術など高度な医療が必要な患者さまを受け入れる役割も担っていますが、地域全体の将来像を考慮しながら、より症状の重い患者さまを中心に診療を行っていくような運用面のシフトなど、幅広い観点から方向性を検討していく必要があると考えています。

また、社会は大きく変化し、従来のようにすべての医療を一つの病院で行うというより、地域の病院や診療所のほか、介護施設がそれぞれの役割を担い、連携を密にしていくことが求められる時代になっています。これが地域医療構想の考え方であり、今後一層、地域における役割分担がはっきりしていくものと思われます。

公立病院の役割は、地域にとって「なくてはならない医療」を守ることです。移転新築後の県立今治病院においても、今治圏域の医療の「最後の砦」として、これまで以上により安全で使いやすい環境を整え、引き続き患者さま一人ひとりに寄り添った医療を提供していくよう、しっかりと取り組んでまいります。

本年も、皆さまが安心して暮らし続けられる地域医療の実現に向け、職員一同努力してまいります。引き続きのご理解とご支援をお願い申し上げるとともに、皆さまにとって健やかで実り多い一年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

令和8年1月 院長 川上 秀生

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