放射線部心臓CT

心臓CTとは

心臓は常に動き続け全身に血液を循環させています。
その心臓の筋肉に血液を供給する血管を『冠動脈』といい、この冠動脈に狭窄や閉塞が起こると、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患を引き起こします。

当院のCT装置は1回転0.28秒で心臓全体を撮影可能で、心臓の周りの細かい冠動脈の様子を画像として捉えることが可能です。

心臓CTの注意点

心臓CTは心電図データを取りながら行います。
心拍(心臓の動き)が速いと検査に支障があるため、検査当日外来で脈拍・血圧を測定し、必要に応じて、脈拍を下げる薬を服用していただきます。
この薬の効果が出るには1時間ほど必要なため、時間に余裕をもってご来院ください。(それでも下がらない場合は静脈から脈を下げる薬を注射することもあります。)

日本人の死亡原因の上位になる虚血性心疾患を予防するためには、心臓の冠動脈内のプラークの有無、性状を知ることが重要です。心臓カテーテル検査と異なり、外来で実施し、時間は入室から退室まで30分程度で終わります。冠動脈以外に心臓の弁の形状、心臓の機能なども確認することができます。

冠動脈3D画像(正常例)
冠動脈3D画像(正常例)
冠動脈MIP(最大値投影法)画像
冠動脈MIP(最大値投影法)画像
冠動脈カーブドリフォーマット画像(正常例)
冠動脈カーブドリフォーマット画像
(正常例)
冠動脈カーブドリフォーマット画像(狭窄)
冠動脈カーブドリフォーマット画像
(狭窄)
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