放射線部CT検査

CT検査とは

CT(Computed Tomography)検査は、物体を透過したX線をデータとして集め、コンピュータで処理することによって、体内の様々な断面画像や立体画像を得る検査です。

当院のCT装置

CT装置

従来CTと比較して、乳幼児や子供さんをはじめ、長時間の姿勢保持や息止めの困難な患者様の検査も、より安全な検査が可能です。

心臓領域の撮影においても、従来のCTより短時間で撮影することができ、被ばくも低減することが可能となりました。これまでのCTでは難しかった不整脈や高心拍、高度石灰化症例においても検査可能です。

当院では造影剤(※)を用いた検査において、患者様の腎機能の確認を行うとともに、造影剤の使用量を最少限に減少させて安全かつ最適な検査を心がけております。

  • 造影剤(非イオン性ヨード造影剤)を体内に注入して撮影を行うことで多くの情報が得られます。
    造影剤は、体内を循環して尿中に排泄されますが、腎機能が低下されている方や、体内の血液量に対して多量の造影剤が注入された場合には、排泄が充分行えず腎機能を悪化させる恐れがあります。
    そのため、造影剤の使用は必要最小限にとどめる必要があります。

CT検査を受ける際の注意点

検査部位・方法によって、食事制限がある場合がございます。
また、造影剤を使う場合、一部の糖尿病薬の制限が必要です。主治医の指示に従ってください。

撮影範囲内に、金属(チャック・下着・アクセサリー・入れ歯など)がある場合、可能な限り取り外していただきます。技師・看護師の指示に従ってください。

CT検査後の注意点

普段どおり生活していただいて結構です。
ただし、検査時に造影剤を使用した方は、造影剤を速やかに排泄させるために、水分(水・お茶・ジュースなど)を普段より多めにおとりください。

また、数時間から数日後に、蕁麻疹・発疹・かゆみなどの症状が現れる方がまれにあります。
このような副作用が現れた方は、当院の受診科までご連絡ください。

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