新病院整備事業について

ごあいさつ

愛媛県立中央病院

 愛媛県立中央病院は、県民の方々のご支援により新しい病院へと生まれ変わりました。今後も、専門的な医療を行うとともに、「県民の安心の拠り所となる病院であること」という基本理念のもと、良質な医療サービスを提供してまいります。

 

病院建替え工程表PDF

建替えの経緯

 県立中央病院は、昭和49年に現在地に移転新築しました。その後、昭和56年に救命救急センターを、平成2年に周産期センターをそれぞれ開設し、松山圏域はもとより、県下の基幹病院として、一般医療に加え、三次救急、周産期等の高度・特殊医療や骨髄移植等の先駆的医療にも取り組んできました。

 しかしながら、病院建物の構造的な老朽化に加え、その後の診療機能の拡大や患者数の増加のほか、県立病院に求められる機能の高度化等により、機能的にも一部限界に達していました。

 このような背景から、平成15年度に建替えの基本構想が、平成16年度には基本計画がそれぞれ策定され、平成21年1月から建替え工事を行いました。平成25年5月7日には新本院での外来診療が開始され、平成26年12月にグランドオープンしました。

PFIとは

 今回の整備運営事業は、PFI (Private Finance Initiativeの略)という手法で行われますが、従来行政側において整備してきた様々な社会資本を、民間の資金やノウハウを活用して整備することにより、安くて優れた品質の公的サービスの実現を目指す事業手法のことで、もともと英国でスタートしました。

 日本では平成11年に「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)が施行され、PFIは国の施策としても進められています。

 当院の場合、病院建物の設計、建築はもちろん、解体工事や一部施設の改修、外構工事などの施設整備のほか、建て替え後20年間の運営、すなわち医事会計、給食、調達、SPD、清掃、警備など、現在個別に委託している分野をも長期的に包括的にPFI事業者(SPC:特別目的会社)に委託するものです。医療に直接関わる診療部門については、これまで通り、愛媛県が直接運営していきます。

PFIのメリット

 PFIのメリットとして、まず、複数の業務を包括化して委託することにより、個別に委託するよりも重複や隙間が少なくなりコストが抑えられます。

 例えば、建物を新築する際、一般的な公共工事では建築工事、電気設備工事、衛生設備工事、空調設備工事、昇降機設備工事、舗装工事、植栽工事等々の工事をそれぞれ専門の事業者に発注しますが、これをPFI事業として一括発注することにより、業務の最適化・効率化が期待でき、重複していた工程の経費が削減できます。

 またPFI方式の特徴として、「仕様発注」から「性能発注」になりますので、民間事業者が業務の結果に責任を負うことになり、民間側のノウハウに基づく質の高いサービスの提供と費用の適正化の双方が期待できます。また、長期契約となることから、民間事業者は、長期的な業務改善効果を見込んでの投資や人員配置などを計画・実施することができます。