PET検査に関する説明

FDG-PET(陽電子断層撮影)検査に関する説明

 下記をよくお読みになり、ご理解の上、当検査についてご同意ください。

 検査当日、同内容について同意書にご署名、押印をいただきますのでご準備をお願いいたします。

 

FDG-PET検査の方法

  • この検査は、FDG(フルオロデオキシグルコース)というブドウ糖の類似物質に放射性同位元素(F-18)をつけたお薬(以下FDG)を注射して、からだの中の糖代謝を調べる検査です。検査は、問診・採血ののちFDGを投与し、約90分安静にてお待ちいただき、排尿後撮影をします。撮影時間は約30分で終了します

 

FDG-PET検査をお受けになる際の注意事項

  • 1.食事について
    ・検査の6時間前からお食事は食べないでください。糖分を含まないお水やお茶はお飲みになってもかまいません。スポーツ飲料や飴、ガムは禁止です。
  • 2.検査前にからだを動かすと、FDGが筋肉に摂り込まれ、正しく診断されない可能性がありますので、前日から検査終了までは激しい運動をお控えください。
  • 3.糖尿病について
    ・糖尿病の方および血糖値の高い(150mg/dl以上)方の場合は、著しく検査の感度が低下するため、正しく診断されない可能性がありますので、検査前に主治医にご相談ください。
    ・薬の内服やインスリン注射は主治医の指示に従ってください。
  • 4.水分制限・造影剤アレルギーのある方
    ・検査前に、ごく少量の薄めた造影剤を混ぜたお茶を飲んでいただきます。
    ・水分制限・造影剤アレルギーのある方はお申し出ください。
  • 5.妊娠中または妊娠の可能性のある方は、検査を受けることができません。
  • 6.検査終了当日は、乳幼児や妊婦との濃厚な接触は控えてください。
  • 7.医療従事者は定められた被曝線量限度内で作業するため、検査は原則として以下のような介助を必要としない方に限らせていただきます。ご理解とご協力をお願いいたします。
    ・歩行ができ、衣服の着脱ができる。
    ・洋式トイレで座って排尿ができる。
    ・オムツ着用されている方は、自分で交換ができる。 この条件を満たしていない介助が必要な方は、家族の付き添いが必要となります。
    ・付き添いは、注射をするときから安静解除となるまで約2~3時間必要です。
    ・付き添いが出来ないときは、検査の対象外となります。
    ・家族だけでは介助できない方も対象外とさせていただきます。
  • 8.検査当日の病状等により、検査をお断りすることもありますのでご了承ください。 (例:嘔気が強い・発熱があるなど看護師の観察やケアが相当量必要な方など)

 

FDG-PET検査の限界

  • 腎臓から尿に排泄されるため、腎臓、尿管、膀胱、前立腺における病巣の検出は難しいとされています。
  • 生理的集積のため、胃がんや肝臓がん(とくに肝細胞がん)の検出は難しいとされています。
  • 数ミリ単位の小さな病巣の検出は困難とされています。
  • FDG-PET検査には、これらの限界が存在するため、正しく診断するためには、他の情報(血液検査、内視鏡検査、CT検査、MRI検査など)を参考にする必要があります。

 

FDG-PET検査の安全性

  • 投与されるFDGからの被曝線量は約2~3 mSv(ミリシーベルト)です。
  • これは、自然界から受ける1年間の被曝線量(2.4mSv)とほぼ等しく、胃のエックス線検査よりも少ない量です。
  • また併せて行うCT検査の被曝も加わりますが、放射線障害が起きる可能性はありません。
  • 注射針刺入時の痛みやFDG投与時の不快感が稀に起きることがあります。

 

検査結果の取扱い

  • 異なる医療機関に情報提供を行なうため、検査結果や画像情報等個人情報のやりとりが行なわれますが、これらの個人情報は、診療目的にのみ使用し、他の目的には一切利用いたしません。

PETQA

「PET検査Q&A(2003年3月5刷)」より (日本核医学会、日本アイソトープ協会 発行

 

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